2024年2月15日よりグランドメニューをリニューアル致します

 これまでよりもさらに蕎麦の美味しさを追求し、つる亀庵ならではのお料理を提供するべくメニューと食器をリニューアルすることになりました。一昨年から完全自家製粉に切り替えておりますが、さらにこだわりの十割蕎麦や挽きぐるみ蕎麦などをご提供して参ります。
 また近江の食材比率を増やし地元野菜などを中心に材料にもこだわったメニューをお届けいたします。
 そして、それらのお料理を最大限に引き立てる食器には信楽焼窯元「庄左ェ門窯」さんに特注した信楽焼陶器をご用意しました。見た目も美しく、手にしたときの質感や味わい深さは「伊吹在来そば」や「近江食材」にとても良く合います。近江が誇る伝統のコラボレーションに是非ご期待くださいませ。

イチオシこだわりメニュー 赤備御膳

 井伊の赤備えに見立てた3段のよろい重そばにそれぞれ「なめ茸おろし」「めかぶとろろ」「山菜しらす」と1段ずつ薬味を添えています。
 枡には天ぷらや焼鯖ごはん、湖国の蕎麦前、そば茶プリンまで付いたつる亀庵イチオシのセットです。

赤鬼と恐れられた井伊の赤備

天正十年、家康は徳川四天王の一人・井伊直政に武田氏の遺臣をつけました。家康はさらに、武田軍の赤備えの伝統を受け継ぎ、直政の軍団も赤備えとするよう命じます。 これによって直政は、武田の精鋭部隊を名実ともに継承し、徳川家臣団の中でも有数の軍事力を備えることになりました。
 以降、天正十二年の小牧・長久手の戦いをはじめ、直政は主要な合戦で戦功をあげました。跡を継いだ井伊直孝も、大坂の陣で赤備えを率いて大きな活躍を見せています。

井伊の軍勢が合戦時に先鋒を務めた時は、敵から見ると火の塊が突進してくるように見え、「井伊の赤鬼」と恐れられました。
 「井伊の赤備え」はその後、幕末まで、江戸時代を通じて受け継がれていきました。彦根城を目の前に望めるこの場所で、偉人たちが紡いだ悠久の歴史を感じていただけるよう、赤備をイメージした御膳をご用意致しました。